台北市政府は2月21日から3月3日にかけて、「2013年台北ランタンフェスティバル」を開催する。今年は会場を初めてMRT淡水線円山駅周辺の花博公園や中山北路に移し、幻想的なランタンの光で訪れる人を魅了する。
旧暦1月15日はその年で初めて満月になる日であり、台湾や中国では古来からこの日を「元宵節」とし、新年を祝い、満月を愛でる習慣がある。これに合わせて台湾各地でランタンフェスティバルが開催されるが、台北ランタンフェスティバルでは、「幸福台北」、「永遠の環境保護」をテーマに、昨年のメインランタンの基礎部分と、16888個の回収ペットボトルを再利用した巨大な蛇のランタンを設置。ランタンと光、音、形、そして環境保護と、科学技術を融合させた演出を楽しむことができる。
また、2月6日からは中山北路で長さ4Kmに渡って「発芽」と題されたイルミネーションが施され、訪れる人を光の帯が包み込む。これは昨年の台北ランタンフェスティバルのテーマのひとつであった「願い」の種が、今年になって発芽したことをイメージしたもので、その願いが実現する様子を表していると言う。会場ではこの他にも台湾各地の学生によって作られたランタンや、韓国観光公社の協力の元、重要無形文化財である「宋廟祭礼楽」を再現したランタンなどが展示される。
期間中は午後7時から11時の間、30分毎にメインランタンでライトパフォーマンスが行なわれるほか、組み立て式の手持ちランタンも配られ、持ち帰ることができる。イベントの詳しい内容は公式ウェブサイトで確認することができる。
台北ランタンフェスティバル日本語版ウェブサイト
http://www.taipeilanternfestival.com/jp/